間仕切りのお掃除方法は?

間仕切りは用途に応じて空間を変える便利なアイテムですが、汚れが目立ちやすい特徴も。この記事では、可動間仕切や固定間仕切など4種類の間仕切りに適したお掃除方法とキレイを保つコツを解説いたします

目次

間仕切りの種類と汚れの特徴

ひとくちに間仕切りといっても、その種類はさまざまです。ここでは、今回取り上げる4種類の間仕切りの特徴と、どのような汚れが付きやすいのかを説明します。

  • 可動間仕切
    必要に応じて開閉できる間仕切りの総称で、オフィスや学校、商業施設など、様々な場所で使用されています。使用頻度が高く、多くの人が触れるため、手垢やホコリ汚れが目立ちます。また、下部は靴などが当たることで、汚れが付きやすい部分です。
  • 移動間仕切(スライディングウォール)
    壁面をスライドさせて開閉する大型の間仕切りです。広い空間を仕切る際に用いられ、会議室や宴会場などで活躍します。広い面積を持つため、ホコリが目立ちやすく、また、多くの人が触れるレール部分の汚れにも注意が必要です。汚れの種類は可動間仕切と似ています。
  • 固定間仕切
    一度設置したら動かせない、壁のように固定された間仕切りです。しっかりとした仕切りが必要な場所に用いられます。他の間仕切りと比べると可動部がないため、掃除はしやすいですが、長期間掃除を怠ると、ホコリやヤニ汚れが蓄積し、見た目が悪くなります。
  • ローパーテーション
    高さが1.2m〜1.8m程度の、立った時に頭が隠れる程度の高さの間仕切りです。完全に空間を遮断せず、緩やかに仕切りたい場合に用いられます。上部にホコリが溜まりやすく、また、素材によっては手垢汚れが目立ちやすいものもあります。

間仕切りの種類別お掃除方法

可動間仕切のお掃除方法

  • まずは、ハンディモップや柔らかいブラシを使って、表面のホコリを優しく取り除きましょう。特に、パネルの継ぎ目や下部は念入りに行いましょう。
  • 汚れが目立つ場合は、水で薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませ、固く絞ってから拭き掃除をします。この時、力を入れすぎると素材を傷める可能性があるため、優しく拭くことが大切です。
  • キャスターやレール部分は、汚れが溜まりやすい部分です。使い古した歯ブラシなどを使い、細かい部分の汚れを丁寧に落としましょう。必要に応じて潤滑剤を使用し、動きをスムーズに保ちます。
  • 最後に、水拭きで洗剤を拭き取り、乾いた布で水分を拭き取って完了です。

移動間仕切(スライディングウォール)のお掃除方法

  • 広い面積を持つスライディングウォールは、まず掃除機にブラシノズルを装着し、表面のホコリを吸い取ると効率的です。または、長い柄のついたモップでホコリを払い落とします。
  • 水拭きできる素材であれば、水で薄めた中性洗剤を使用し、固く絞った雑巾で表面を拭きます。高い場所は、柄の長いモップを使うと便利です。
  • レール部分は、スライディングウォールの動きを左右する重要な部分です。ゴミやホコリが溜まると動きが悪くなるため、定期的に掃除機で吸い取りましょう。必要に応じて、レールのメンテナンスも行いましょう。
  • 掃除後は、完全に乾かしてから使用してください。

固定間仕切のお掃除方法

  • 固定間仕切は、壁と同じように掃除できます。まずは、ハンディモップやはたきで、表面のホコリを落とします。
  • 水拭きできる素材であれば、水で薄めた中性洗剤を使用し、固く絞った雑巾で拭き掃除をします。
  • 長期間掃除を怠って蓄積した汚れは、住宅用洗剤などを使って落とします。ただし、素材によっては変色や傷みの原因になるため、必ず目立たない場所で試してから使用してください。
  • 最後に、水拭きで洗剤を拭き取り、乾いた布で水分を拭き取って完了です。

ローパーテーションのお掃除方法

  • ローパーテーションの上部は、特にホコリが溜まりやすい部分です。ハンディモップやはたきで、こまめにホコリを落としましょう。
  • 手垢汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤を使用し、固く絞った雑巾で拭き掃除をします。
  • 素材によっては、アルコール除菌シートで拭くと、汚れを落とすだけでなく、除菌もできるので一石二鳥です。
  • 最後に、乾いた布で水分を拭き取ります。

間仕切りをキレイに保つコツ

  • こまめな掃除が重要
    汚れは放置するほど落としにくくなります。週に1回はハンディモップなどでホコリを取り除く、月に1回は拭き掃除をするなど、掃除の頻度を決め、習慣づけることが重要です。特に、人がよく触れる部分は、こまめに拭き掃除をしましょう。
  • 素材に合った掃除用具・洗剤を使う
    間仕切りの素材を傷めないためには、素材に合った掃除用具と洗剤を使うことが重要です。柔らかい布やスポンジ、中性洗剤などを使用しましょう。強力な洗剤や硬いブラシは、素材を傷める可能性があるため避けたほうが無難です。
  • 定期的なメンテナンス
    特に、可動間仕切や移動間仕切は、定期的なメンテナンスが重要です。キャスターやレールの点検、必要に応じて潤滑剤の使用などを行い、スムーズな動きを保ちましょう。
  • 専門業者に依頼する
    自分では落とせない頑固な汚れや、広範囲の汚れ、高所の掃除などは、プロのクリーニング業者に依頼するのも一つの方法です。専門業者は、専用の機材や洗剤を使って、間仕切りを傷めずにキレイにしてくれます。また、定期的なクリーニングは、間仕切りの寿命を延ばすことにもつながります。

まとめ

間仕切りは特徴に応じた掃除方法が必要です。特に可動部を持つ間仕切りでは、キャスターやレール部分の掃除とメンテナンスが重要です。各素材に適した掃除用具や洗剤を使い、こまめに清掃することで間仕切りの清潔さを保てます。また、定期的なメンテナンスを行うことで長持ちさせることができ、場合によっては専門業者に依頼することもおすすめです。適切なお手入れで間仕切りを快適に活用しましょう。

間仕切メーカーはどう選ぶ?

間仕切を製造するメーカーはいくつもありますが、納入する場所によって考慮すべき条件は変わるはず。総合的に間仕切製品を扱っている業者であれば、設計・施工のための様々なノウハウが蓄積されているのでおすすめです。

当サイトでは、法人向けの間仕切を取り扱うメーカーの中から、スライディングウォールや固定間仕切・トイレブースなど、幅広く製品を網羅しているメーカーの中から、おすすめの3社を紹介しています。オフィスをはじめ、学校や病院・工場など、環境や用途に応じて間仕切の設置を検討している方は参考にしてみてください。

【特徴別】
おすすめの法人向け
間仕切メーカー3選

recommended
主要な間仕切5種類を
取り揃えた
法人向け
間仕切メーカー

間仕切メーカーを検討する際は、実績とノウハウを併せ持つ、総合的に製品を扱っているメーカーから検討するのがおすすめ。
ここでは、ビジネス空間でよく使用される間仕切を「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」の5種類に大別。調査した24 社の間仕切メーカーの中から、5種類すべて取り扱っており、かつ会社の特徴が明確だった3 社に注目して紹介します。

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オカムラ
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【選定条件】
Google「間仕切メーカー」検索結果上位に表示された24社のうち、「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」をすべて取り扱っている業者(10社)の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。((※すべて2023年12月28日時点・編集チームによる独自調査結果)
小松ウオール工業:製品の90%をオーダーメイドで設計・制作し、且つ全国にある施工拠点数が最も多い(14件)メーカー
オカムラ:間仕切と合わせてオフィス家具全般を唯一扱うメーカー
アイピック:組み合わせ次第で展開可能な間仕切の数を唯一記載していたメーカー