固定間仕切
可動・移動タイプも空間の可能性を広げられて便利ですが、安全性を考慮して固定式の間仕切を検討している方は少なくありません。ここでは、固定間仕切を扱うメーカーの事例と特徴を紹介します。
【選定基準】2024年1月15日調査時点で、「間仕切メーカー」とGoogle検索し10Pまでに表示された企業の中から固定間仕切製品を取り扱っているメーカーを選定しています。※検索上位表示順に掲載
小松ウオール工業の固定間仕切

上記写真のマイティ-Lux・S8は、学校用のスチール製間仕切です。溶接により固定される先付けタイプで、ドア部以外はパターン変更にも対応可能。パネルには不燃材料をW構造で使用し、安全性と安心が備わった空間を実現します。
小松ウオール工業の特徴
創業から50年余り、全国に間仕切を届けている会社です。間仕切以外にも空間づくりに役立つ製品を各種取り揃えています。様々な施設に導入実績があり、オフィス・商業施設・ホテル・学校・病院・福祉施設などで製品が利用されてきました。異なるニーズに対応するために、一つひとつ仕様が異なる間仕切を生産しています。
コマニーの固定間仕切

上記写真の木製ハンギングドア「HDW」は病院・福祉施設向けの間仕切製品です。木を使用することでやすらぎとぬくもりが備わり、木製ならではの多様なデザインで彩りを与えてくれます。
コマニーの特徴
1961年にキャビネットメーカーとして誕生し、その後間仕切専業メーカーとして製品を提供し続けてきました。製造した間仕切は様々な現場に導入されており、オフィス・工場・病院・福祉施設・学校・駅などで使用されています。思いを込めて空間をつくりあげてくれるので、自社の空間・環境設定が上手くいかない企業は気兼ねなく相談できます。
オカムラの固定間仕切

上記写真のリニアードは、自動ドアのついたハイパーテーションです。設置場所を選ばないデザインで、セキュリティシステムと連動して入退室管理なども行えます。また、滑らかに開閉できるようにリニアモーターを採用。安全性を高めています。
オカムラの特徴
細部までこだわってものづくりを行っているメーカーです。自社製造を行っており、熟練した職人が手作業で仕上げてきた経験をもとに、オフィスや働き方に合う間仕切を製造してくれます。時代や市場の流れを踏まえて集積してきた情報と、自分の目で見て体感してきたデータをもとに企画開発を実施。独自の厳格な試験に合格した製品を提供します。
イトーキの固定間仕切

上記写真のハンガードアユニットは、スペース確保に優れた引戸型の固定間仕切で、出入口に余分な開閉スペースが入りません。高齢者やからだの不自由な方々に配慮した半オートドアで、可動間仕切や軽量鉄骨壁と組み合わせることもできます。
イトーキの特徴
働く環境をデザインしているメーカーで、オフィス家具の製造販売からオフィス設計、オフィスのDX化までトータルで提案しています。家具を販売するだけでなく、働き方を提案している会社なので、コミュニケーションの活性化や仕事の生産性アップなどを促すことが可能です。インテリア設計の要望に柔軟に応えてくれます。
山金工業の固定間仕切

上記事例は木製でできた間仕切で、学校など教育施設にも導入されています。木のぬくもりを感じる、あたたかみのある空間づくりができます。固定式は他にもスチール製のものや複合仕様のものも提供中です。
山金工業の特徴
創業当初は金庫づくりを行っていましたが、その後ロッカーや書庫、サッシやパーテーションと製造できる製品を増やしています。板金技術とパネル技術をもとに、独自技術を磨いてきました。全製品に独自技術のゼロVOC不燃粉体焼付塗装を使用しており、有機溶剤を使用しない環境に優しくはがれにくい塗装を施しています。
三和シヤッター工業の固定間仕切

施工事例写真の「ファイヤードLD」は、オフィスや会議室、病院・福祉施設、工場など、幅広い用途に対応するビル用鋼製軽量ドアです。軽くて堅牢性に優れており、開き仕様や窓デザインには、豊富なバリエーションや表面材カラーが用意されています。
三和シヤッター工業の特徴
創業から60年余り開口部をメインとした建築用建材商品を販売するメーカーです。年中無休のサービス体制を取り入れ、緊急修理やメンテナンスも対応しています。開発から設計、製造やメンテナンスにいたるまで一貫体制で提供中です。全国どこでも相談を受け付けており、各地域の最寄りの営業拠点や販売代理店で相談できます。
文化シヤッターの固定間仕切

上記写真のSAW105Aは、木製の固定式の間仕切です。天然木を使用しており、組み合わせられる竹炭パネルも提供しています。勉強や給食など様々な匂いが発生しやすい環境だからこそ、臭いを吸着するパネルも選択できます。
文化シヤッターの特徴
1955年の創業以来、総合建材メーカーとして製造販売や施工、アフターメンテナンスまで一貫して請け負っています。環境負荷の低減に取り組んでおり、2022年には従来の溶接工法と比べて制作時間を4分の1に短縮できる接着工法を導入しました。さらに、2023年には材料の軽量化を図っており、環境配慮型スチールドアを開発しています。
ソシアパーティションの固定間仕切

上記写真の躯体付ハンガードア「HD-3」は、既設の壁開口部に取付が出来る仕様となっているので、リニューアル工事に適しています。また軽鉄ボード壁の外付けハンガードアとしても適しており、ドアと含めて先付け三方枠も提供可能です。
ソシアパーティションの特徴
1962年に稼働間仕切やキャビネットの製造販売を計画し、後に1964年に間仕切専業会社へと転換を図っています。間仕切で工場やオフィスなどの快適空間づくりを提案。打合せで要望を丁寧にヒアリングしたうえで、施工管理やアフターケアを一貫して対応しています。遮音性・耐震性・不燃性・衝撃性を満たす間仕切の取り扱いもあります。
アルードの固定間仕切

上記事例のアルミ間仕切・マルチ50は、壁パネルのバリエーションが豊富で、用途に応じてデザインを変えられます。また、ドアパネルも標準仕様のものから、人の動線を妨げないハンガードアまで様々なタイプを用意しています。
アルードの特徴
アキオ硝子としてスタートしアルミサッシ、ガラスケースを手掛けた後、アルミ間仕切の制作に着手しています。その後、トイレブースやスライディングウォールなどを次々と生み出しました。2005年には完全自社制作に切り替え、耐水パネルや不燃パネルなどの製造を行っています。愛知県に本社がありますが、東京・大阪・埼玉・兵庫にも拠点があります。
ついても知る
取り揃えた
法人向け
間仕切メーカー3選
間仕切メーカーを検討する際は、実績とノウハウを併せ持つ、総合的に製品を扱っているメーカーから検討するのがおすすめ。
ここでは、ビジネス空間でよく使用される間仕切を「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」の5種類に大別。調査した24 社の間仕切メーカーの中から、5種類すべて取り扱っており、かつ会社の特徴が明確だった3 社に注目して紹介します。

用途に
応じて
オーダーメイド対応
できる
製品の約9割をオーダーメイド設計。かつ全国にサービス拠点を設けることで、空間や場所を問わず高品質な間仕切を柔軟に製造・施工できる体制が整う。

オフィスを
トータル
コーディネートできる
ワークブースやセキュリティシステムなど オフィスに必要な設備全般に幅広く対応。まとめて依頼することで工数も削減できる。

合わせて豊富なプランを
提案できる
パネルの組み合わせによって3000種類以上のバリエーションを展開。施主の要望に沿った空間をデザイン可能。
【選定条件】
Google「間仕切メーカー」検索結果上位に表示された24社のうち、「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」をすべて取り扱っている業者(10社)の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。((※すべて2023年12月28日時点・編集チームによる独自調査結果)
小松ウオール工業:製品の90%をオーダーメイドで設計・制作し、且つ全国にある施工拠点数が最も多い(14件)メーカー
オカムラ:間仕切と合わせてオフィス家具全般を唯一扱うメーカー
アイピック:組み合わせ次第で展開可能な間仕切の数を唯一記載していたメーカー