間仕切工事の費用の内訳は?
間仕切工事にはどのような費用がかかるのか、費用の内訳を紹介します。また、工事費用が高くなる要因である、材料・デザイン・プロジェクト規模・地域差について取り上げています。せっかく間仕切を導入するなら、少しでも費用を抑えられる方法を取り入れてみてください。
間仕切工事の費用概要
間仕切工事にかかる費用は大きく分けて5つで、工事費・配送(運搬)費・デザイン費・付随工事費・廃材処理費・申請(許認可)費です。まず工事費には人件費が含まれており、特別な加工などで工期が長くなるほど費用がアップします。続いて配送費ですが、重量があるパーティションほど搬入揚重費などがかかり費用がかさみます。
デザイン費はレイアウト設計を行うための費用です。付随費用はパーティション内の配線や電気工事などにかかる費用を指します。廃材処理費は施工時の廃材処理にかける費用で、申請費は設置に許可が必要なケースの手続き代行費用となります。
材料とデザインによる費用の違い
間仕切に使われる材料が軽いほど扱いやすく、施工費用が抑えられます。材料が軽い木材やアルミニウムは施工しやすい分、費用が比較的安くなる傾向にあります。ただし、木製間仕切は使われる木材の種類により金額が変わるので注意が必要です。一方で、材料が重いガラスやスチールなどは施工が難しい分、費用が高くなりやすいといえます。
また、デザインによっても費用は変動し、規格外のカスタマイズ仕様にすると費用が高額になります。デザインを専門に請け負うデザイン会社や設計会社に依頼すると、内装業者よりも費用が高くなるでしょう。
プロジェクト規模と地域による費用の変動
当日中に施工が完了するような小規模のプロジェクトの方が、施工費用は抑えられます。複雑な配線工事や電気工事が必要だったり、間仕切にクッション材を敷き詰めたりとカスタマイズするような大規模プロジェクトになると、トータルコストがアップします。材料費や工事費、デザイン費がかさみますが、唯一無二の高級感のある仕上がりになるでしょう。
また、都市部と地方では、都市部の方が駐車料金や人件費が高くなる傾向にあります。ただし、地方へ配送する場合であっても、工場や倉庫からの運搬距離が長かったり、離島などへ運搬したりする際は、配送費用も高くなります。
コスト削減するためには?
費用を抑えるためには、搬入する部屋に合わせて効率的に設計する必要があります。オフィスビルにパーティションを設置する場合は、エレベーターのサイズを確かめておくことが大切です。エレベーターで搬入できないときは階段作業が必要で、オプション料がかかる可能性が高くなります。
また、搬入までに障害物があると加工して通さなければならず、加工費用がかかるケースも少なくありません。材料選びも重要で、扱いが難しいガラス・アクリルなどは施工費用がかさみます。重量があるスチールなども施工費用が高くなる傾向にあるので、コストを抑えたい方は扱いが簡単なアルミニウムなども候補に入れたいところです。
まとめ
間仕切工事と一口にいっても、工事費・配送費・デザイン費・付随工事費・廃材処理費・申請費など様々な費用が発生します。使われる材料やプロジェクトの規模によっても費用は変動するので、導入する際には予算や利用目的を明確にすることが大切です。そのうえで、少しでもコストを抑えるために、パーティションのサイズやデザインに気を配る必要があるでしょう。
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オカムラ:間仕切と合わせてオフィス家具全般を唯一扱うメーカー
アイピック:組み合わせ次第で展開可能な間仕切の数を唯一記載していたメーカー