アルミ製の間仕切

アルミと言えば、軽くて丈夫で持ち運びやすいイメージを持たれている方が多いかもしれません。ここでは、アルミ間仕切りの導入メリットとデメリットを紹介するので、スチール製と迷われている方は必見です。

目次

アルミ間仕切りのメリット

導入コストを抑えられる

アルミ製は素材が軽く作業がしやすいため、施工費や搬入・運搬費用を抑えられることから人気があります。簡素な構造で、アルミでできた支柱の間にパネルをはめ込む構造です。重量のあるスチール製と比べると、施工が楽な分、トータルコストを抑えられるメリットが得られます。スチール製よりも3割ほど安く施工できると言われており、コストを重視する方におすすめです。

搬入・解体・組み換えがしやすい

柱となるフレームがアルミの素材でできており、素材自体が軽いため、搬入や移動がしやすいというメリットがあります。間仕切りの中には解体・組み換えして長く使えるものもあり、将来的な移設も容易になります。施工のしやすさから工期を短縮することも可能です。繰り返し利用しやすい点や、業務に支障が出ないように工期を短くできる点を考慮すると、コストパフォーマンスが高いといえます。

カラフルでお洒落なデザインが選べる

従来であればアルミ製は支柱がむき出しになるため、デザイン性が損なわれるという懸念点がありましたが、今はカラフルでお洒落なデザインが増えています。アルミ製を選べば、オフィスの雰囲気に調和する間仕切りを設置できるメリットがあります。支柱を黒にしてパネルを透明にするなど、無機質なデザインも人気です。

アルミ間仕切りのデメリット

アルミ製のデメリットとしては、芯材に使用される紙が可燃性のため、消防法が定める高層階のビルには使用できない点が挙げられます。アルミ製でも不燃性を高めた間仕切りが一部販売されていますが、特別な処理を施す分通常よりも導入コストが高くなるので注意が必要です。また、遮音性が低く、会議室など静かさが求められる空間を仕切るのには向いていません。

スチール間仕切りとの違い

アルミ製とよく比較されるスチール製は重量があり、運搬費用や施工費用がかさむので導入コストこそ高くつきますが、その分遮音性に優れています。支柱を立て2枚のパネルで挟むためパネル同士のつなぎ目が細く、また中空構造となるので、音漏れがしにくくなります。また、不燃性が高く、アルミ製では設置できない場所にも設置することが可能です。ただし、重量がある分、施工に時間を要します。短工期や費用を抑えたいと考えている方にはアルミ製、遮音性や堅牢性を重視したいと考えている方にはスチール製がおすすめです

アルミ間仕切りの事例と製造メーカー

三和シヤッター工業

三和シヤッター工業間仕切り事例
引用元:三和シヤッター工業公式HP(https://www.sanwa-ss.co.jp/professional/products/000854.html)

上記写真のアルミパーティションは、軽量で動線の変更にも柔軟に対応できます。ドア部の設計耐用回数は10万回開閉で強度もあり、オフィスや倉庫など様々なシーンで利用することが可能です。豊富なバリエーション展開で、場所に合った空間を構成できます。

三和シヤッター工業の特徴や間仕切り製品事例を詳しく見る

コマニー

コマニー間仕切り事例
引用元:コマニー公式HP(https://www.comany.co.jp/products/lineup/caw/)

上記の施行事例は、柱をブラックに塗装したシャープな印象を演出できるアルミパーティションです。パネルカラーは全29色の単色、または模様が入ったエココートパネルから選択できます。分割ポール構造のため、レイアウト変更にも対応可能です

コマニーの特徴や間仕切り製品事例を詳しく見る

文化シヤッター

文化シヤッター間仕切り事例
引用元:文化シヤッター公式HP(https://bunka-s-pro.jp/product_category/partition/aluminum/)

上記写真で取り上げているプレフリーCHPは、不燃パネルを使用した内装制限の適用を受ける場所でも利用できるアルミパーティションです。柱は塗装して、パネルも豊富なカラーバリエーションが揃っています。

文化シヤッターの特徴や間仕切り製品事例を詳しく見る

バンポー工業

バンポー工業間仕切り事例
引用元:バンポー工業公式HP(https://www.banpo.co.jp/original/haniwall/)

上記の施行事例は、少ない部品で構成されたアルミパーティションです。希望に応じて密閉・オープンそれぞれのタイプに対応できます。パネルは化粧鋼板・化粧合板・FRP 、ドアは片開き・両開き・親子開き・吊り引きタイプを用意しています。

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パレス

パレス間仕切り事例
引用元:パレス公式HP(https://www.m-palace.jp/products/arumi.html)

上記写真のアルミパーティションは、ドア開口寸法が大きいのでオフィス以外にも幅広いシーンで利用できるタイプです。柱のフレーム部分は別注カラーにも対応しており、調和するデザインで雰囲気を損ねる心配がありません。

パレスの特徴や間仕切り製品事例を詳しく見る

まとめ

アルミ間仕切を製造するメーカーを探す際、納入する場所によって考慮すべき条件は変わるはず。総合的に間仕切り製品を扱っている業者であれば、様々なノウハウが蓄積されていると言えるのでおすすめです。

また、当サイトでは、法人向けの間仕切を取り扱うメーカーの中から、スライディングウォールや固定間仕切・トイレブースなど、幅広く製品を網羅しているメーカーの中から、おすすめの3社を紹介しています。オフィスをはじめ、学校や病院・工場など、環境や用途に応じて間仕切りの設置を検討している方は参考にしてみてください。

【特徴別】
おすすめの法人向け
間仕切メーカー3選

recommended
主要な間仕切5種類を
取り揃えた
法人向け
間仕切メーカー

間仕切メーカーを検討する際は、実績とノウハウを併せ持つ、総合的に製品を扱っているメーカーから検討するのがおすすめ。
ここでは、ビジネス空間でよく使用される間仕切を「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」の5種類に大別。調査した24 社の間仕切メーカーの中から、5種類すべて取り扱っており、かつ会社の特徴が明確だった3 社に注目して紹介します。

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現場で生じる課題や
用途に
応じて
オーダーメイド対応
できる
小松ウオール工業
おすすめの理由

製品の約9割をオーダーメイド設計。かつ全国にサービス拠点を設けることで、空間や場所を問わず高品質な間仕切を柔軟に製造・施工できる体制が整う。

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間仕切+家具で
オフィスを
トータル
コーディネートできる
オカムラ
おすすめの理由

ワークブースやセキュリティシステムなど オフィスに必要な設備全般に幅広く対応。まとめて依頼することで工数も削減できる。

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コンセプトとデザインに
合わせて豊富なプランを
提案できる
アイピック
おすすめの理由

パネルの組み合わせによって3000種類以上のバリエーションを展開。施主の要望に沿った空間をデザイン可能。

【選定条件】
Google「間仕切メーカー」検索結果上位に表示された24社のうち、「移動間仕切」「可動間仕切」「固定間仕切」「トイレブース」「ローパーテーション」をすべて取り扱っている業者(10社)の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。((※すべて2023年12月28日時点・編集チームによる独自調査結果)
小松ウオール工業:製品の90%をオーダーメイドで設計・制作し、且つ全国にある施工拠点数が最も多い(14件)メーカー
オカムラ:間仕切と合わせてオフィス家具全般を唯一扱うメーカー
アイピック:組み合わせ次第で展開可能な間仕切の数を唯一記載していたメーカー